2014年

5月

01日

Blogを引越致しました

霧とリボンのBlogを引越致しました。

 

霧とリボンのBlog

 

 

今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

 

 

2014年

3月

08日

少女領域の門番、その名は《アーバンギャルド》

 

現代の少女領域をナイフのような鋭さと氷砂糖の甘さで綴る

ポップロックバンド「アーバンギャルド」様。

確信犯的に蘇生させたニューウェーブ魂が

諧謔精神あふれる詩世界で急カーブ、

虚を衝かれて覗いた楽曲の奥には

現代に生きる少女たちのセンシティブでバルネラブルな世界が

広がっていました…

 

 

水玉病は少女だけかかる病気です

大人になりそでなれないあの娘に潜伏します

汗に涙に夢のなかにまで丸くぽつぽつ

ふりむいてもらおうと焦れば焦るほどぽつぽつするの

 

あなたになれないわたしになれないあなたを赤く塗りつぶしたいの

わたしになれないあなたになれないわたしを白く塗りつぶして

 

 …アーバンギャルド「水玉病」より

 

 

その希有なる世界観のコンセプターでありヴォーカルの松永天馬さまが、

光栄にも霧とリボンのメンズライン・アクセサリーを身につけて下さいました。

ボウ・ブローチとラペル・ブローチを身につけて下さった松永天馬さま。超クール!
ボウ・ブローチとラペル・ブローチを身につけて下さった松永天馬さま。超クール!
《ボウ・ブローチ〜ベニスの煌めき I》/トーマス・マン『ベニスに死す』をテーマにしたブローチ
《ボウ・ブローチ〜ベニスの煌めき I》/トーマス・マン『ベニスに死す』をテーマにしたブローチ
《ラペル・ブローチ〜タージオ》/『ベニスに死す』シリーズ
《ラペル・ブローチ〜タージオ》/『ベニスに死す』シリーズ

昨年末、初めて体験したアーバンギャルド様のライヴ。

ニューウェーブなポップスがギターバンド的グルーヴ感で解体・再構築され、
松永さまの詩が生きた言葉となって会場に放たれる様に圧倒されました。


ご演奏はマチズモなバイブスがありつつも、
浜崎容子さまの終始クールビューティな白磁のお人形感ゆえ
侵犯されない少女領域が舞台に現出。
そして松永さまはその少女領域の門番・案内人のごとし。
ある種のトリックスター、シェイクスピア劇の妖精や道化のような存在、
善の側に居てただ見守るのではなく、時に秩序を乱し、混乱を呼び込み、
その事件性もひっくるめて現実を見据えるための夢を届けてくれるような…

 

圧巻のライヴでした。

 

 

5月3日にはワンマンライヴが開催されます。

とても楽しみです!

 

《アーバンギャルドのディストピア〜新・前衛都市の憲法記念日》

2014/5/3(土・祝)
会場:新宿BLAZE
開場17:00 開演18:00
前売:3,500(+1D)

 

 

ブルーと黒の諧調冴えるさすがのコーディネート!
ブルーと黒の諧調冴えるさすがのコーディネート!

ステュディオ・パラボリカ刊『夜想 # 少女』収録、

精神科医の高柳カヨ子氏による

《少女という病〜関係性からみるアーバンギャルド小論》は

アーバンギャルド様の本質と現代の少女性をクロスさせた傑作。

 

「しかしアーバンギャルドは決して、

“わたしのことを”わかってくれているのでも助けてくれるのでもない。

世界に通じる扉の鍵を勝ち取るための力となってくれるだけだ。

少女はあくまでもたった一人で戦わなければならない。

その覚悟を、アーバンギャルドは促す」

…同前より引用

 

鋭い洞察と少女へのやさしい視線が同居する必見の御文です。

 

 

 

 

最後になりましたが、お写真の転載をご許可下さいました

松永天馬さまとアーバンギャルド様に心より御礼申し上げます。

 

 

 

 

音楽を熱愛するひとりとして、

今回ご紹介させて頂いたアーバンギャルド様、

以前ご紹介したアネモネのバニラ様青い月と赤い薔薇さま青月泰山さま

拙ブランドのブローチをご愛用頂けましたこと

この上なき幸せに存じます。

 

霧とリボン、今秋発表予定のメインコレクションのテーマは…

 

 

 

 

音楽への熱情を炸裂させたいと存じます♪

 

 

2014年

3月

05日

Ash Wednesday〜灰の水曜日

十字架の道行きを描いた一枚
十字架の道行きを描いた一枚

 

今日は大斎始日、灰の水曜日(Ash Wednesday)。

この日から司祭のストールや教会内の講壇掛け、敷布などが

いっせいに菫色になり、

慎みの季節、大斎節(Lent)の到来を告げます。

 

 

 

昨年は、

HOLON タイポグラフィ作品展

《スクリプトリウム〜聖書の言葉を写し、纏う試み》の

会期中に灰の水曜日を迎えました。

 

《スクリプトリウム》展DM
《スクリプトリウム》展DM
リトグラフ作品《Ash Wednesday》(2013)
リトグラフ作品《Ash Wednesday》(2013)

 

《Ash Wednesday》は灰の水曜日に捧げたリトグラフ作品。

一見模様に見える図案は、

オリジナルのアルファベット書体「セメタリー・ゲイツ」(下図)で

創世記の一節「汝は塵なれば塵に皈るべきなり」が

ローマ字組みで綴られています。

(つまり、「Nanji ha ……」)

 

オリジナル・アルファベット書体「セメタリー・ゲイツ」
オリジナル・アルファベット書体「セメタリー・ゲイツ」
リトグラフ作品《Ash Wednesday》(部分)
リトグラフ作品《Ash Wednesday》(部分)

 

灰の水曜日は大斎節の始まりの日、生と死に想いを寄せる日。

礼拝では一年間大切にしてきた棕櫚の十字架を燃やし、

その灰で額に十字架の印を受けます。

その際、司祭が唱えるのが創世記の一節にちなんだ文言

「あなたは塵から生まれたのだから、塵に帰らねばならぬことを覚えなさい」。

 

書体「セメタリー・ゲイツ」は

欧羅巴の墓地の鉄細工の門をイメージして制作。

墓地の門はまさに生と死の狭間に位置する存在、

創世記の一節を綴るにふさわしい書体として選びました。

 

 

上:《すみれとすみれのあいだ》(2013年・デジタル写真、銀塩プリント)/ 下:《夢のゆきかう薄明》(2013年・デジタル写真、銀塩プリント)
上:《すみれとすみれのあいだ》(2013年・デジタル写真、銀塩プリント)/ 下:《夢のゆきかう薄明》(2013年・デジタル写真、銀塩プリント)

 

リトグラフ《Ash Wednesday》のモチーフである手袋を切り抜き、

立体コラージュの感覚で配置、一発撮りした写真作品です。

エリオットの詩 《Ash Wednesday》をテーマに、

そのポエジーを表現すべく制作しました。

タイトルもエリオットの詩からの引用です。

 


すみれとすみれのあいだを歩んだひと

さまざまな緑のさまざまな色合いの

あいだを

白と青の衣を、御母マリアの色を着て歩んだひと

永遠の悲しみを知らずして知りつつ

ささやかな事ごとを語らいしひと

人びと歩むときその者たちのあいだを動いたひと

噴水の力をつよめ泉の水をあらたにしたひと

 

…エリオット『聖灰水曜日』高松雄一訳

(『エリオット選集 第4巻』彌生書房・昭和50年刊)より

 

 

 

 

2012年の大斎節は、

聖トーマス教会合唱団&ゲヴァントハウス管弦楽団による

バッハ《マタイ受難曲》全曲を東京オペラシティにて拝聴しました。

シュテファン・カーレ君の痛々しいまでに繊細なアリアは

生涯ただ一度の珠玉。

 

 

 

聖トーマス教会《マタイ受難曲》/アルト:シュテファン・カーレ

 

憐れみたまえ

わが神よ、この涙ゆえに。

ここをご覧なさい

心と目が、あなたの前で

激しく泣いています。

 

 

 

 

菫色の季節、慎み深い日々でありますように…

 

 

 

 

おまけ

 

☆ザ・スミス《セメタリー・ゲイツ》

 

2014年

3月

04日

Teardrop Frozen〜青の時間

 

霧雨のカーテンを通り抜け、拝見した

青月泰山さまのご演奏会《Teardrop Frozen》…

言葉と音色が透明度を増し、結晶化してゆく舞台…

青の時間がまたひとつ、奇跡の滴を落としました。

 

霧とリボン製ブルータッセルの指輪《ミドルフォンガー・ブローチ》が弓を持つ手に揺れています/Photo: Kiyo Murakami
霧とリボン製ブルータッセルの指輪《ミドルフォンガー・ブローチ》が弓を持つ手に揺れています/Photo: Kiyo Murakami
Photo: Kiyo Murakami
Photo: Kiyo Murakami

首元のブローチは、今回の舞台用に《Teardrop Frozen》をイメージして

霧とリボンが制作致しました。

漆黒と純白のベロアリボンにTeardrop色のスワロフスキーをひと粒、

シックな銀色チェーンタッセルは落ちる涙の軌跡をイメージしました。

ドレープ美しい白のブラウスはセラフィム様製です。

 


 

ますますのご活躍を楽しみにしております。

 

☆青月舎

 

 

2014年

2月

05日

青い月と赤い薔薇

「青い月と赤い薔薇」の麗しのお二人、左ききのゴージュ・青月泰山さまとさちさま。

 

光栄にも当ブランドのブローチをご愛用頂いております♪

 

 

 

 

セロ奏者であり詩人の青月さまの透徹の世界…

 

独演会にて左ききのゴーシュの物語を初めて拝聴した時、

その音色が生まれ出る源に触れた気が致しました。

ご自身が育った土地の風土への誠実な眼差しが

深くやさしい音色を支えているのだと。

 

「青という色彩に対する繊細なる感性もまた、青月さまならでは。

 

タッセル付きの指輪「ミドルフィンガー・ブローチ」をオーダー頂いた際、
微妙にお色目の違う数種の青い絹糸をご高覧頂きました。

いっさいの迷いなくひとつのお色目を選ばれたことが印象深く、

揺るぎなき青の美学に震えました。

 

三月に新作リリースと発表記念のご演奏会を予定されている青月さま。

また新たな青の伝説が生まれる瞬間を楽しみに待ちたいと存じます。

 

☆青月舎
http://www.seigetusha.net/

 

 

ブルーのチェロケースにおかれた美しい右手に《ミドルフィンガー・ブローチ(指輪)〜青の時間》のブルーが重なります♪
ブルーのチェロケースにおかれた美しい右手に《ミドルフィンガー・ブローチ(指輪)〜青の時間》のブルーが重なります♪

 

 

「黒色すみれ」のヴァイオリニストとして名を馳せるさちさま。

 

音楽のみならず、ご自身のブランド「Sacherie」として

素敵なお帽子や雑貨もご制作されています。

私も「Sacherie」の黒猫のお帽子を愛用、

お陰様で家の猫モペットとさらに仲良しになれました♪

 

「黒色すみれ」では歌姫ゆかさまと抒情世界を紡ぎ、

「青い月と赤い薔薇」では静謐でクラシックな音色を響かせ、

淑女舎ちるこさまとの「白いリボン」では

正しい日本の少女世界を見せて下さいます。


もはやひれ伏すほかない、乙女の中の乙女に乾杯です!

 


☆黒色すみれ
www.kokusyokusumire.net

 

 

さち様ご自身のブランド「Sacherie」のヘッドドレス、セラフィム様のワンピースに《O・SA・GE ブローチ》を合わせて頂きました♪ 右手には、青月さまとお色違い、薄桃色の《ミドルフィンガー・ブローチ(指輪)》が揺れます♪
さち様ご自身のブランド「Sacherie」のヘッドドレス、セラフィム様のワンピースに《O・SA・GE ブローチ》を合わせて頂きました♪ 右手には、青月さまとお色違い、薄桃色の《ミドルフィンガー・ブローチ(指輪)》が揺れます♪

 

「青い月と赤い薔薇」のお二人のますますのご活躍を

心より楽しみにしております。